危険物乙4資格の必勝ガイド!ガソリンや灯油取り扱いのプロになろう

資格取得

こんにちは、品質管理ドットコムです。国立大学で修士号を取得し、現在は東証一部上場企業の品質部門にて活躍しています。私の情熱は「品質」にあり、製品品質の評価と品質管理を専門としています。

今回は「乙4」について解説したいと思います。

危険物乙4資格の詳細、試験概要、受験方法を徹底解説!ガソリンスタンドや化学工場で活躍するために必要なスキルを身につけましょう。資格取得を目指す方は必見です!

ちなみに私は業務上様々な危険物に触れる機会があるので、必須といったわけではありませんでしたが勉強を兼ねて2022年に取得しました。

危険物取扱者資格の1つである「危険物乙4」は、ガソリンや灯油など引火性液体の取り扱いが許可される重要な資格です。このページでは、危険物乙4の詳細や試験概要、受験方法など、役立つ情報をまとめてご紹介していきます。資格取得を目指す方はもちろん、危険物に関する知識を身につけたい方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

1. 危険物乙4とは?

危険物乙4は略称であり、「乙種第4類危険物取扱者」というのが正式な名称です。この資格を持つと、ガソリンや灯油、軽油、第3石油類などの取り扱いが許可されます。危険物取扱者乙種の資格は、取り扱う危険物の種類によって1類から6類まで分類されています。

危険物乙4の特徴は以下の通りです: – 引火性が高い – 空気よりも重い – 非水溶性が多く、一部は水溶性もある – 水上に浮かぶ – 電気の不良導体である – 酸化剤と混合すると発火する危険がある

危険物乙4の取得は、ガソリンスタンドや化学工場、タンクローリーの運転、ビル管理など、危険物を扱う職種に必要です。この資格を持つことで、さまざまな職業でスキルアップすることが可能です。また、資格取得によって奨励金や手当の支給、昇進の要件にもなります。

危険物乙4の試験は、物理学および化学、危険物の性質とその火災予防および消火の方法、危険物に関する法令の3つの科目で行われます。試験はマークシート方式で行われ、選択肢の中から正しい答えを選ぶ形式です。

初学者でも理解しやすいため、危険物乙4の取得は身近な引火性液体を扱う方々にとって役立ちます。さらに、試験勉強のための書籍や動画講座が豊富に提供されており、学習教材が充実している点もおすすめです。

次に、危険物乙4の試験概要と試験方法について説明していきましょう。

2. 試験概要・方法

危険物取扱者乙種4類の試験は、「危険物に関する法令」、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の3つの科目から構成されています。各科目の問題数はそれぞれ15問、10問、10問です。

この試験は、5肢択一のマークシート方式で行われ、各科目ともに正答率が60%以上であることが合格の条件となります。試験時間は2時間あり、比較的余裕を持って解答することができます。

試験の出題方法としては、頻出問題が多く、数字や物質が変わるだけの類似問題も多く出題されます。したがって、過去問を使って予想問題を解くことが有効な対策方法となります。

試験勉強では、問題練習が非常に重要です。頻出問題やパターン化された問題に慣れるために、過去問を繰り返し解くことをおすすめします。また、繰り返し問題を解くことで覚えた知識の使い方を理解し、合格にグッと近づくことができます。

その他、試験当日の注意点としては、問題解答時のマークミスを防ぐために問題用紙で2周以上確認することが挙げられます。しょうもないミスで不合格にはなりたくありませんからね。

勉強時間として、一般的には約40~60時間が必要とされています。物理化学の基礎知識がある人はもう少し短くて済むと思います。基本的には苦手科目を優先的に勉強し、正答率60%以上を目指すことが合格への近道です。

危険物取扱者乙種4類の試験はきちんと勉強さえしておけば合格できない試験ではないので、しっかりと準備をしておけば大丈夫です。まずは勉強時間の確保や苦手科目の克服に取り組みながら、合格を目指しましょう。

3. 受験日程・会場について

危険物取扱者乙種4類の試験は、危険物取扱者試験の中でも人気のある試験です。この試験は中央試験センター(東京)や各道府県支部で実施されており、全国の試験会場で受験することができます。

3.1 試験日程

試験日程は各支部ごとに異なるため、受験を希望する地域のセンターや支部に連絡して詳細な試験日程を確認する必要があります。試験日程一覧を参考にすることもおすすめです。ただし、試験日程は変更される場合があるので、受験を申し込む前に公式ホームページで最新情報を確認しましょう。

3.2 受験会場

試験会場は中央試験センターや各道府県支部で行われます。受験希望者は、住所や勤務地とは関係なく、自分の希望する都道府県の会場を選択することができます。

3.3 受験日程と試験場所の選択

危険物取扱者試験は、中央試験センター(東京)や道府県支部などで開催され、全国の試験会場で受験することができます。受験を希望する際には、自分の都合に合った試験日程と会場を選ぶことが重要です。試験日程一覧を確認して、自分に合った日程と場所を選びましょう。

3.4 受験時の注意点

試験当日は、受験票に記載された集合時間までに会場に到着する必要があります。集合時間の15分前には到着するようにしましょう。また、受験票には顔写真が貼付されていることが必要ですので、事前に注意しましょう。

試験は2時間の制限時間がありますが、時間に余裕があるため、自信のある問題から解答することをおすすめします。

詳細な受験時の注意事項は、受験票や試験情報に記載されていますので、よく確認しておきましょう。

3.5 電子申請について

受験申し込みは、書面申請(願書による申請)と電子申請(インターネットによる申請)の2つの方法があります。電子申請を希望する場合は、電子申請案内に従って申し込みを行いましょう。

なお、電子申請では受験票がメールで送付されますので、正確な受験日程や試験会場を把握するためにも注意が必要です。

以上が、危険物取扱者試験の受験日程と会場に関する情報です。受験を希望する場合は、試験日程一覧や受験案内を確認し、自分に合った試験日程と会場を選択しましょう。

4. 合格難易度・受験者数

危険物乙4の試験は合格率が年度ごとに異なります。例えば、2021年1月から2022年6月までの合格率は以下のようになっています。

2021年1月: 受験者数9,578名、合格者数4,100名、合格率42.8%
2021年2月: 受験者数31,024名、合格者数11,001名、合格率35.5%
2021年3月: 受験者数22,800名、合格者数8,547名、合格率37.5%
2021年4月: 受験者数5,259名、合格者数2,326名、合格率44.2%
2021年5月: 受験者数6,061名、合格者数2,648名、合格率43.7%
2021年6月: 受験者数51,576名、合格者数18,328名、合格率35.5%
2021年7月: 受験者数18,106名、合格者数5,944名、合格率32.8%
2021年8月: 受験者数5,520名、合格者数2,280名、合格率41.3%
2021年9月: 受験者数10,408名、合格者数4,405名、合格率42.3%
2021年10月: 受験者数19,308名、合格者数6,924名、合格率35.9%
2021年11月: 受験者数44,010名、合格者数14,987名、合格率34.1%
2021年12月: 受験者数14,857名、合格者数5,125名、合格率34.5%
2022年1月: 受験者数7,710名、合格者数2,765名、合格率35.9%
2022年2月: 受験者数29,519名、合格者数10,716名、合格率36.3%
2022年3月: 受験者数22,147名、合格者数8,116名、合格率36.6%
2022年4月: 受験者数4,296名、合格者数1,896名、合格率44.1%
2022年5月: 受験者数7,426名、合格者数3,244名、合格率43.7%
2022年6月: 受験者数45,847名、合格者数12,367名、合格率27.0%
年によって合格率は異なりますが、一般的には30%から40%程度です。この合格率は甲種試験と同程度です。

4.1 合格率の背景にある受験者数の増加

危険物乙4の合格率が低い要因の一つは、受験者数の増加です。特に2021年6月には受験者数が51,576名にも上りました。

この増加は危険物取扱者試験初挑戦者が多いためです。危険物乙4は乙種4類試験の中で最も受験者数が多く、他の類の20倍以上にもなることがあります。

4.2 合格難易度への考察

合格率が低いため、危険物乙4の試験は難しいと感じる場合もあるかもしれませんが、合格率の背景には受験者数の増加や苦手な科目の克服が関係しています。

危険物乙4では、3つの科目すべてで60%以上の正解率が求められます。特に苦手な科目があると合格が困難になることから、試験の難易度は個人の学習状況によって異なります。

また、危険物乙4の受験者の中には意欲が低い方も存在します。学校や会社からの指示で受験する方や、自分自身の意志ではなく仕方なく試験を受ける方もいます。これが合格率の低下につながる要因となっています。

しかし、合格率が低いからといって危険物乙4の試験が難しいとは言えません。合格率は受験者数や個々の学習意欲によって変動します。努力を重ねて学習に取り組むことで十分に合格することができます。

危険物乙4の試験は、合格率の数字に惑わされず、自分の学習成果と努力に自信を持って取り組みましょう。

5. 役立つ業種・メリット

危険物取扱者乙種4類の資格は、様々な業種で重宝されます。主な業種を以下に挙げ、資格の役割やメリットについて説明します。

石油貯蔵タンクを持つ企業

石油プラントや石油精製工場など、石油貯蔵タンクを持つ企業では、主に引火性液体の取り扱いが行われます。危険物取扱者乙種4類の資格を持つことは、適切な管理と取り扱いが求められるため、非常に役立ちます。

化学工場

化学工場では、石油やアルコール、動植物油などの原料を使用して化学製品を生産しています。これらの引火性液体を安全に管理し、取り扱うためには、危険物取扱者乙種4類の資格が不可欠です。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでは、ガソリンや灯油、軽油などの引火性液体を貯蔵し、給油などのサービスを提供しています。セルフ式スタンドでは、乙種4類の有資格者が必要です。この資格を持つことで、責任のある仕事を担当し、給与面でも優遇されることがあります。

タンクローリー

タンクローリーは引火性液体を輸送する際に使用されます。甲種、丙種、乙種4類の有資格者が乗務しなければならないため、ドライバーが乙種4類の資格を持っていると、1人での乗務が可能となります。企業にとっては、1人で運転と取り扱いを行うことができる人材は貴重な存在です。

ビル管理

ビルでは非常用発電機の燃料として重油や軽油が使用されます。危険物取扱者乙種4類の資格を持つことで、ビルのメンテナンスや施設の運営に関わる仕事で活躍することができます。また、ボイラーを使用する場合もあり、乙種4類の資格を持つことで、幅広い業務で活躍する機会があります。

危険物取扱者乙種4類の資格を取得すると、就職や転職の際に有利になり、資格手当が支給されるなどのメリットがあります。また、ガソリンスタンドや工場などの多岐にわたる分野で活躍することができます。ぜひ、資格取得を目指し、自身のキャリアアップに役立ててください。

まとめ

今回は「乙4」について解説しました。「乙4」についての基本的な情報から、その重要性、具体的な活用方法までを網羅しました。これにより、「乙4」に対する理解が深まり、実際の業務や日常生活において役立てていただけると幸いです。

危険物取扱者乙種4類の資格は、ガソリンや灯油、軽油などの引火性液体の取り扱いを許可する重要な資格です。この資格を持つことで、様々な業種での就職や転職の機会が広がります。特に石油貯蔵タンクを持つ企業や化学工場、ガソリンスタンド、タンクローリー、ビル管理などの分野での活躍が期待されます。さらに、資格取得による奨励金や手当の支給、昇進の要件にもなるため、キャリアアップにも役立つ資格です。試験は3つの科目で構成され、適切な勉強と準備が必要ですが、努力を重ねれば合格することが可能です。危険物乙4の取得を目指して、自身のスキルアップに挑戦しましょう。

さらに詳しい情報やご質問がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。今後も皆様のお役に立てるよう、有益な情報を提供してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よくある質問

質問1: 危険物取扱者乙種4類の試験はどのような科目で構成されていますか?

回答: 危険物取扱者乙種4類の試験は、危険物に関する法令、基礎的な物理学及び基礎的な化学、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の3つの科目から構成されています。

質問2: 危険物乙4の合格率はどのくらいですか?

回答: 危険物乙4の合格率は年度ごとに異なりますが、一般的には30%から40%程度です。

質問3: 危険物取扱者乙種4類の資格はどの業種で役立ちますか?

回答: 危険物取扱者乙種4類の資格は、石油貯蔵タンクを持つ企業、化学工場、ガソリンスタンド、タンクローリー、ビル管理などの業種で役立ちます。

質問4: 危険物乙4の試験勉強にはどのくらいの時間を確保すれば良いですか?

回答: 危険物乙4の試験勉強には約40〜60時間の勉強時間を確保する必要があります。特に苦手科目を優先的に勉強し、正答率60%以上を目指すことが合格への近道です。

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